
河回村(하회마을)は、韓国に残る最も完全な儒教宗族の村です。洛東江(ナクトンガン)がほぼ完璧なS字で村を囲み、127軒の伝統韓屋(ハノク)は今も14世紀からの豊山柳氏(プンサン・リュ氏)の所有で、2010年にUNESCO世界文化遺産に登録されました。博物館ではありません —— 住民が今も実際に暮らし、水田と牛舎も現役です。
ドライブ目的地としても理想的。安東は朝鮮半島の地理的中心にあり、ソウルから高速道路で村の入口5km手前まで届きます。周辺には2つ目のUNESCO遺産屛山書院(ピョンサン・ソウォン)、夜にライトアップされる月映橋(ウォリョンギョ)、そして韓国一の安東チムタク(쪼림닭)通りもあります。本記事ではドライブ経路・見どころ・タルチュム時間・駐車(唯一やや手間な部分)をすべて解説します。

安東は慶尚北道(キョンサンプクト)の中部に位置し、ソウルから南東に約210km、釜山から北に約190km離れています。近くに大きな空港はなく —— 一番近いのは90km先の大邱国際空港(TAE)、次が190km先の釜山の金海国際空港(PUS)です。多くの外国人旅行者はソウルから直接運転して南下するか、KTX-Eumで安東駅まで来てレンタカーをピックアップします。
ソウル → 安東河回が最もポピュラーなルートです。中部内陸高速道路(45号)を南下し、錦湖JCで中央高速道路(55号)に乗り換え、西安東ICで降ります。ICから村の駐車場まで地方道で15分。総距離は約210km、渋滞がなければ2時間40分〜3時間。Hi-Pass使用で片道のETC料金は約15,000ウォン。
釜山 → 安東は約190km・2時間30分で、中央高速道路(55号)1本でほぼ完結します。通行料は約13,000ウォン。既に慶州(キョンジュ)にいる場合は安東まで1時間30分で着くので、2つのUNESCO都市を組み合わせた長距離コースとしても便利です。
私有車は河回村の中までは入れません —— 居住区保護のためのルールです。河回村観光案内所の駐車場に停めて、並木道を15〜20分歩いて入村するか、シャトルバス(5〜10分間隔)に乗ります。シャトル料金は入場券に含まれているため追加負担はありません。

最も大事なコツ:午前10時前か、午後3時以降に到着してください。観光バスはだいたい11時半に到着し、14時まで滞在します。この時間帯を外せば、村は貸し切りのように静かです。14時のタルチュム公演を観に行けば、最も混む時間帯を公演会場の中で過ごせて一石二鳥です。
河回別神祭タルチュム(하회별신굿탈놀이)は、村の2つ目のUNESCO登録項目です —— 2022年にUNESCO人類無形文化遺産代表リストに登録されました。12世紀に起源を持つ風刺仮面劇で、村人自身が河回タル(仮面)を被って演じます。河回タルは韓国国宝第121号で、韓国で国宝に指定された唯一の仮面です。
村内のタルチュム展示館で無料公演が行われ、3〜11月は通常水曜・土曜・日曜の14:00から。約1時間で、韓国語ですが喜劇の動きが中心なので外国人にも分かりやすく、特に両班(ヤンバン)と新婦(プネ)の動きと間合いが見どころです。
多くの外国人が見落としますが、ぜひ立ち寄りたい場所です。屛山書院(병산서원)は1572年創建の朝鮮儒学書院で、朝鮮王朝で最も影響力のあった書院の一つです。2019年にUNESCO世界遺産『韓国の書院』9か所の一つとして登録され、河回村から川沿いに5km先 —— その日の2つ目の世界遺産です。

見どころは晩対楼(만대루):川に向かって長く伸びる開放的な木造楼閣で、ガラスも手すりもなく、木の柱の間に空と水だけが広がります。板の上に座ると、この場所が450年間にわたって自然哲学を教えてきた理由が一瞬で分かります。
もう一つの理由はアプローチ道。最後の2kmが川沿いの未舗装の砂利道ですが、一般的なレンタカーで問題なく走れます(SUV不要)。ただし歩行者と道を共用するので、徐行してください。書院入口の駐車場は無料です。
安東市内は河回村から東に20km(車で約25分)。安東チムタク(안동찜닭)の本場で —— 1980年代に安東旧市場チムタク通りで生まれた料理です。鶏肉・タンミョン(春雨)・じゃがいも・乾燥唐辛子を醤油で煮込んだ料理で、3〜4人前は35,000〜45,000ウォンほど。

夕食後、車で10分の月映橋(월영교) —— 洛東江をまたぐ387mの木造歩道橋で、日没後にライトアップされます。入場無料、両岸とも駐車に余裕があり、夏期は毎晩20:00と21:00に噴水とライトのショーがあります。安東市内で最も撮影される人気スポットです。

もう1日あるなら、陶山書院(도산서원) —— 哲学者李滉(イ・ファン、1501〜1570)を祀る、もう一つのUNESCO書院 —— がおすすめです。安東市内から北に約30km、35号国道で洛東江の渓谷を遡る道は、韓国内陸でも屈指の絶景ドライブ。陶山書院は1,000ウォン紙幣の裏面にも描かれています。

07:00 —— ソウル発
ソウル市内または江南でレンタカーをピックアップ。中部内陸高速(45号)を南下、09:00頃に聞慶セジェSAで朝食。
10:00 —— 河回村駐車場到着
観光案内所に駐車、5,000ウォンの入場券を購入してシャトルで入村。芙蓉台(プヨンデ)側の川沿い道から先に歩く。観光バス到着前で一番静か。
14:00 —— 河回別神祭タルチュム
タルチュム展示館で公演鑑賞(水・土・日のみ)。20分前到着で板床席を確保。
15:30 —— 屛山書院へ移動
屛山路で約10分、最後の2kmは砂利道。晚対楼と書院の中庭を散策。
17:00 —— 安東市内へ
東に約25分。安東旧市場付近に駐車してチムタク通りで夕食。
19:30 —— 月映橋の夜景
夕暮れに橋を散歩、20:00の噴水ショーを見てからソウルへ戻る(または安東の韓屋に1泊)。

安東河回村は、観光バスでは決して味わえない自由をくれます —— 到着時間を自分で決め、屛山書院に寄り、月映橋の下で夜まで過ごせる。レンタカーを借りて、NAVERマップに「안동 하회마을」を入れて、出発しましょう。
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